【冬本番・雨雪対策】配達時の注意点や便利アイテムをご紹介

ドライバーの天敵である、大雨や大雪。

冬場の自然現象に、毎年頭を悩ませる方もいらっしゃるかと思います。

特に、今年12月~来年2月にかけては平年以上に厳しい寒さが訪れるともいわれています。

本記事では降雨・降雪日の配達でドライバーが気を付けるべきこと、事前にできる対策、

また、いざという時に使える便利なアイテムをご紹介いたします。


【目次】
・悪天時の運転操作
・事故防止に向けた事前対策
・降雪に向けた対策
・便利なおすすめアイテム

TOC

◎悪天時の対策 ~運転操作~

雨や雪の日は昼夜問わず見通しが悪くなりますよね。
あるデータによると、晴天時に比べて悪天時の事故件数は10倍に膨れ上がるそうです。
悪天時に多い事故は「追突」「車両接触」「施設接触」の3つ。
多発する事故の傾向から、以下3点に注意して運転することを推奨いたします。

①周囲に自分の存在をアピールする
昼間でも暗い悪天時は必然的に見通せる距離も短くなります。
自分だけではなく周囲にも事故防止を働きかけるために、
ヘッドライトを点灯させるようにしましょう。
加えてウィンカーを早めに出すなど、周囲への合図は余裕を持って行いましょう。

②車間距離を多めに取る
見通しが悪い状態だと、
”危険を察知した前の車が突然急ブレーキをかける” なんてこともあり得ます。
衝突事故を起こさないためにも、車間距離は多めに取るよう心がけましょう。

③スピードは控えて走行する
雨・雪道ではタイヤと路面の摩擦力が低下し非常に滑りやすくなります。
ブレーキをかけてもすぐに停車できず、大事故へと繋がる可能性も大いにあります。
道路の凍結など突然危険な道に出くわすことも考えられるため、
制限速度を守り、いつも以上に安全なスピードで走行しましょう。

◎悪天時の対策 ~事前準備~

①視覚からの情報を得やすい状態にする
大雨・大雪予報が出ているときは、
予めワイパーの定期点検・交換を行い、万全な状態にしておきましょう。
また、窓・ミラーに撥水効果のあるコーティングを施すのも有効です。

②出発前のタイヤ確認
スリップやハイドロプレーニング現象による事故を防ぐため、
以下3点にのタイヤ点検を行っておきましょう。
・タイヤの溝があるか?
・タイヤに亀裂がないか?
・適正な空気圧になっているか?

③最新の交通情報をチェック
大雨の日は道路の水没・冠水、大雪の日は通行止め等が起きているかもしれません。
道路状況が普段と異なる可能性が高いため、
最新情報を確認しつつ安全な道を選択して走行してください。

◎降雪に向けた対策

関東など降雪が珍しいエリアに住んでいると、
冬の雪対策に戸惑う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは大雪予報が出たときに施すべき対策をご紹介いたします。

①スタッドレスタイヤへの交換
雪道や凍結した道路をノーマルタイヤで走行することは非常に危険です。
ハンドル操作・ブレーキ操作をしやすくするためにもタイヤ交換をしておきましょう。

②タイヤチェーンの装着
スタッドレスタイヤへ交換せず、ノーマルタイヤで走行する場合は、
タイヤチェーンを装着する必要があります。
大きく分けてタイヤチェーンは3種類に分けられます。
それぞれの特性を理解した上で、ご自身に合うものを準備してくださいね。

③雪かき道具の準備
雪を乗せたまま走行すると、
フロントガラスに雪が落ち視界が遮られる可能性があります。
走行前に必ず雪を落としてから運転しましょう。

④燃料の補充
突然の大雪に見舞われ、予期せぬ場所で立ち往生する可能性があります。
万が一に備えて、燃料は満タンにしておくと良いでしょう。

◎あると使える便利アイテム

大雨・大雪の日は思わぬトラブルが発生することもあります。
いざ!という時、車に積んでいると使える便利アイテムをご紹介いたします。

①大き目のビニール袋
 └お客様の大切な荷物が濡れるのを防ぎます。

②長靴・レインコート
 └ずぶ濡れの状態だと良くない印象を持たれてしまう可能性もあります。
  配達時の身なりを整える意味でも用意しておきましょう。

③スコップ
 └フロントガラスに積もった雪や走行を妨げる雪をどかす際に便利です。

④携帯バッテリー
 └悪天時は配送が長引いてしまう可能性もあります。
  また最新の天候・道路情報を把握するためにも携帯は欠かせません。

⑤防寒グッズ
 └大雪で車が足止めされたとき、
  万が一車中泊になることも想定して備えると良いでしょう。

◎最後に

いかがでしたでしょうか。

大雨・大雪が予測できるときは、徹底した事前準備が必要ですし、

運転する際は余裕を持った操作を意識することが大切ですね。

悪天時は身近に潜むリスクを想像しつつ、いつも以上に丁寧な運転を心がけましょう。

12月は運送業の繁忙期です。

多忙が故、急いで配送をしたくなる気持ちもわかりますが、

安全第一、落ち着いて業務を進めていきましょう。

Let's share this post !
  • Copied the URL !
  • Copied the URL !
TOC